ごあいさつ  

ようこそ木戸孝允館へ!

幕末・維新の歴史ほどおもしろいものはない、と私が気づいたのはつい2〜3年前のことです。なぜ学生時代に気づかなかったのか、とおもうと大変残念ですが、それだけに今はいっそう当時の歴史の魅力にとりつかれています。

政治ドラマ、人間ドラマ、冒険ドラマ、家族ドラマ、恋愛ドラマ、まさになんでもありで、倒幕側から見ても、佐幕側から見ても、非日常的なドラマにあふれています。当然ながら、もう二度とこんな時代は生じないでしょう。

それだけに当時を生きた人々の大変さに思いを寄せれば、後世の日本人の一人として、手を合わせてすべての幕末人たちの冥福を祈らずにはいられません。700年におよぶ武家支配の社会を変えようとした革新派の人々もすごいと思うし、これまでの習慣やしきたりが変化することに怯える人々の気持ちもよくわかるのです。旧来の政治・社会体制ではもはや日本が立ち行かなくなっていることがわかっていながら、誰だって環境が激変するのはこわいでしょう。

でも明治の人たちはよく耐え、逞しく生きたと思います。耐え切れずに士族の反乱の中で散っていった人たちもいるけれど、時代の流れを止めることはできなかった。やはり木戸孝允、大久保利通、西郷隆盛がこの時代に演じた役割は実に大きかったといわねばなりません。一の失策、一の欠点をもってその人物の全体像を築き上げるべきではないでしょう。

維新三傑のなかでも木戸孝允の研究書や特集本は実に少ないです。現在ではほとんど皆無と言っても過言ではありません。当サイトが木戸孝允に興味を抱く人たちのささやかな一助になれば、たいへん嬉しいし、また、木戸孝允にこれまで関心のなかった人たちが当サイトを偶然でも見ることによって、少しでも注目していただけるようになれば、管理人にとっては望外の幸せです。

どうかごゆっくりお過ごしください。ご意見、ご感想などはゲストルームのメールフォームで遠慮なくお聞かせください。必要な場合には、ご返事差し上げるようにいたします。 また、掲示板での公開コメントも歓迎いたします
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それでは未熟者ではありますが、ともに木戸孝允を中心とする「世界史の奇跡! 幕末・維新」を学び、研究していきましょう。

(2005年2月 「木戸孝允館」開設一周年によせて)

開設時のごあいさつ


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