文と久坂が婚礼の式をあげました。
村塾の生徒たちは二人を祝ってどんちゃん騒ぎ。
でも、藩から許可が下りて、久坂はすぐに江戸に行くことになるのです。


幕府はアメリカとの通商条約の締結に舵をきり、もはや一刻の猶予もない。
「久坂は学びに行くのではない。ことを成しにいくのだ」
と松陰は言います。
「表向きは医者でも、心は武士として、志を遂げに行きます」
久坂は、兄の形見の刀を差して、いざ江戸へ。
夷狄から国を守るために、いよいよ尊王攘夷の運動に身を投じるのですね。江戸では井伊直弼(高橋英樹)が大老になって、「安政の大獄」が始まろうとしています。

長州藩では椋梨に代わって、周布政之助が藩政の実権を握ったので、村塾生たちの江戸行きが可能になったのですね。小田村もいろいろと尽力しています。

一方、松陰は眼をギラリとさせながら、
「狂うときが来たんじゃ」 不気味な気配を漂わせて……
今回はまだ、嵐の前の静けさといった感じで、これといった感想もありませんが、これからもっと面白くなっていくことを期待しています。
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